今の仕事を辞めたいと思っていますが、自分が甘えてるからでしょうか?
社会に馴染めないってことでしょうか?
周りの20代の入社1年目の人はどうなんでしょうか?
こういった、疑問や悩みに答える記事です。
本記事でわかることは下記のとおりです。
ポイント
〇仕事を辞めたいのは甘えからくる思考ではない理由
〇国内・海外の20代の転職状況から見る
私、あそはたは、これまで2回転職してきました。
新卒で入社した会社はわずか3ヵ月で退職しましたが、次の消防士は15年間続けることができました。現在はIT企業の営業部長と採用担当者として働いています。
最初に入社した職場を3ヵ月で退職した時は、かなり辛くてもうダメかなと思いました。
でも、思い切って辞めたことがその後の人生を飛躍的に伸ばすきっかけになりました。
そんな時期を乗り越えた実績から、信ぴょう性はあると思います。
この記事を読むことで、
ポイント
・辞めることは甘えでもないし、悪い事でもないということを知れますし
・国内から世界の20代の転職事情が分かります。
仕事を辞めたいのは「甘え」からくる思考ではない理由
仕事を辞めたいと思うのは、甘えからくる思考ではありません。
なぜなら、そこには物理的なものや人間関係の悩みが必ずあるからです。
そもそも考え方が甘えている人は、あまり悩んだりしません。
悩むということは、頑張りたい、ちゃんとしたいという気持ちに対して、上手くいかないことからくる感情です。
だから、自分は甘えてるのではないかと落ち込む必要はないのです。
では、擬態的にどんな悩みがあるかというと、
例えば、物理的で言えばこちらです。
≪物理的な悩み≫
・通勤時間、
・満員電車、
・業務内容や業務量
・給与
・残業時間
次に、人間関係の悩みで言えばこちらです。
≪人間関係の悩み≫
・上司・部下との関係
・同僚との関係
・お客様との関係
上記から、どの部分が上手くいかないのか、悩んでしまう原因なのかを分析してみましょう。
何が上手くいかなくて、嫌になって仕事を辞めたいのかを特定してみると、解決策も出てきますよ。
国内・海外の20代の転職状況から見る
悩んでいるのはあなただけではありません。
以下の統計から、20代前半の方は特に、労働条件や職場の人間関係が要因で、転職をしています。
世界各国の平均勤続年数も併せてご覧ください。
どんどんキャリアアップの転職を繰り返すのが海外です。転職回数が多いことを、アドバンテージに捉えます。
日本国内の20代転職状況
日本国内の20代男性・女性の離職率、入職率、転職入職率から、20代の転職が活発なことが分かります。
以下は、厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概要」をもとにした数値です。
【離職】
男性 | 女性 | |
20歳~24歳 | 24.2 | 26.9 |
25際~29際 | 19.6 | 19.2 |
30際~34際 | 12.8 | 15.8 |
男女ともに、20代前半の離職率が高く、30代に向かうにつれて低くなっています。
【入職率】
男性 | 女性 | |
20歳~24歳 | 38.0 | 37.3 |
25際~29際 | 15.9 | 17.9 |
30際~34際 | 11.0 | 14.7 |
男女ともに、20代前半の入職率が高く、30代に向かうにつれて低くなっています。
【転職入職者率の状況】
男性 | 女性 | |
20歳~24歳 | 15.3 | 12.9 |
25際~29際 | 11.5 | 13.3 |
30際~34際 | 9.2 | 11.0 |
20代前半男性は、新卒で入社した後、20代前半の内に転職する割合が高いのが分かりますね。
【転職入職者が前職を辞めた理由】
男性:20歳~24歳
第1位:労働時間、休日等の労働条件が悪かった
第2位:職場の人間関係が好ましくなかった
第3位:給料等の収入が少なかった
第4位:会社の将来が不安だった
第5位:能力・個性・資格を生かせなかった
第6位:仕事の内容に興味を持てなかった
女性:20歳~24歳
第1位:労働時間、休日等の労働条件が悪かった
第2位:職場の人間関係が好ましくなかった
第3位:給料等の収入が少なかった
第4位:会社の将来が不安だった
第5位:能力・個性・資格を生かせなかった
第6位:仕事の内容に興味を持てなかった
第7位:結婚
第8位:出産・育児
第9位:介護・看護
世界の平均勤続年数
男性 | 女性 | 15歳~24歳 | |
日本 | 13.7 | 9.7 | 2.0 |
アメリカ | 4.3 | 3.8 | - |
イギリス | 7.9 | 7.8 | 1.6 |
ドイツ | 10.8 | 10.1 | 1.8 |
フランス | 10.6 | 10.7 | 1.2 |
以上の統計データから分かることは
ポイント
・20代前半が離職率・入職率・離職入職率、が高い傾向があり、20代前半に転職活動が活発なこと
・世界からみても、日本は平均勤続年数が長く、それに比べてアメリカ・イギリスは平均勤続年数が短い
・世界の20代前半の勤続年数も1年~2年
同じ場所で長く働くことを美徳とする、日本特融の文化が随所に現われていますね。
15歳~24歳は幅が広く参考にしにくいかもしれませんが、それでも先進国の中でも一番平均勤続年数が長いのが日本です。
海外は、転職をすることでキャリアアップしたり、スキルを身につけていくといったポジティブなイメージとされていますが、日本はどちらかとネガティブなイメージが強い傾向です。
ただ、だんだんと働き方も欧米の考え方を取り入れている企業も少なくありません。
以上のことから、昔からの文化や国特有の考え方から、各国で転職に対するイメージは違いますが、
基本的に「転職」自体全く悪いことではなく、むしろポジティブに考えましょう。
「転職」を機に
・自分の合った仕事を見つける
・キャリアアップ・スキルアップをする
・働き方を変える
・人生1度きり、色々な事に挑戦する
どんなことを目的にしても問題ありません!
会社が合わないのであれば転職すれば良いですし、そこで成長できるのであれば継続する、というシンプルに考えれば良いのです。
【まとめ】
仕事を辞めたいと思うのは甘えからくる感情ではなく、物理的及び人間関係が引き起こすものです。
従って、甘えているのではなく、むしろ真面目に、誠実に向き合っているから悩むのです。
向上心がある人ということですね。
20代前半は、社会へ出て色々と悩む時期でもあります。
ただ、悩み過ぎは禁物ですので、次の記事を読んで、行動に移すことから始めてみましょう。